ヴィクトリアマイル考察
5/15(日)発走 ヴィクトリアマイルの考察です。
東京 芝1600mのコース。
【レース考察】
5月のこれまでのGⅠ(天春・NHK)は過去の傾向でかなり人気サイドのぶっとび率の高さが表れていたレース。
ただ、蓋を開けてみれば天春はゴールドアクターが飛びキタサンブラックと超人気薄のカレンミロティックのデッドヒートも、2-13-3人気とそこまで。
NHKは流石メジャーエンブレム・ロードクエストといったところで、例年ほどの荒れ方はなく順当に近い決着となりました。
今週のヴィクトリアマイルはここ10年で1人気 3-2-0-5と、硬すぎず荒れすぎずといった印象。
過去のウオッカやブエナビスタ、アバパネのような間違いない馬がいれば人気サイドから考えるのがセオリーですが、今年は盤石と言える馬がパッと見おらず。
過去3年のような荒れ方も今年は存分に考えられそうですが、追切などで余程気配が出ている穴馬候補がいなければ、1着は人気サイドから素直に入ってもよさそう。
傾向としては逃げ有利。今年の東京は更に前残り傾向が強いので上手く逃げることが出来る馬は評価を割増してもいいかも。
【各馬考察】
ミッキークイーン
実績充分であり、スピードは血統の裏付けも充分。
ただこの馬は阪神のような力の要る競馬場が向いているでしょうし、1600mで勝ちきれない競馬を見るに2000m前後がベストでしょう。その差をカバーできるかが焦点。
ショウナンパンドラ
「他の馬に比べここが!」というセールスポイントはないですが、総合力の高い馬ですし、器用さも相まってジャパンCは勝った印象。
ディープとヴァイスリージェントの血を持つ馬なので血統的な裏付けは充分ですが、有無を言わさぬペースの競馬に持ち込まれたときについていけるか。
ディープ×リファール血統、ガチガチのスピードタイプではないので阪神の方が合うでしょうか。ただ前述しましたが、先行馬がかなり勝ちやすい馬場の状態になってましたので今週も同じような環境であれば向いてきそう。
先行策から積極的な競馬が出来ればチャンスはあるか。逃げ馬で鞍上が豊なのは好印象。
ルージュバック
母父ヴァイスリージェント。いつもいい競馬はできているんですが、勝ちきれない。加速力はかなりのものですし、抜けてくるような脚を使えるのは良い。鞍上変更でルメールがどうでるか。伏兵候補の一頭。
先日の天皇賞でのカレンミロティックもそうでしたが、昨年の好走馬が同じ舞台で再び化ける可能性は大いにあるのでこの馬も軽視はできない。ただ上記の人気馬に比べると切れ味は落ちる印象。
以上人気馬候補でしたが、今のところ軸候補、穴候補がそれぞれ頭に浮かんでいるのでご紹介しておきます。
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本命候補は今のところの印象値で一番この舞台に合いそう。ムラが無いのはいいですし、評価が極端に下がることはないと思います。
穴候補はずっとはがゆい思いをし続けているだろう上記の馬で、前走までも着順は全然ですが時計は結構出ているんですよね。前走が高松宮からというのもこのレースには合うローテですし、追切時計や馬の姿には要注目だと思います。